キングオブシルバー、重賞初勝利がジャパンカップ制覇!
キングオブシルバー
(牡3:父ドライビングトーク 母ミラクルビーナス)
(馬主:日本製)
 
第31世代目が個性派揃いの実力馬たちで盛り上がったクラシック戦線も終わりを告げ、第32世代目へとバトンタッチする。
そんな中、私たちを忘れてもらっては困る!と言わんばかりに古馬戦線も熱い戦いが始まっていた。天皇賞秋を11歳牝馬
ウインドエンジェルがヴィクトリアマイルに続いて、マイルCSを最強の1勝馬バッドヴァンパイアが引退レースで、エリザベス
女王杯を秋華賞に続きラグズトゥリッチズがそれぞれ制した。それぞれのレースに熱いドラマがあったのだが・・・レースの
格式、賞金を考えると必然的に注目することになろう、うまいる史第30回JCターフが東京競馬場で開催された。11歳と高齢
だが、前走の天皇賞秋を牝馬で制したウインドエンジェルが抜けた1番人気に支持され、8歳と高齢ながらマイルCSを制して
いるユメミタアトデ、8歳と高齢ながら京都大賞典など重賞2勝を制しているグリッチカレラがこれに続いた。上位人気3頭が
揃って高齢馬だが、今期の注目は何といっても3歳馬3頭の参戦。特に菊花賞馬フネガデルゾーの参戦に敬意を表したい。
 
今期も昨期と同じくして、外国馬の参戦がなかったことに寂しさを感じるが・・・12頭がゲートインして揃ってスタートを切った!
押し出されるかのように先手を奪ったのはオークス馬トイズシャルダン、第31期日本ダービー2着馬ハードスパンが果敢に前
を追い、人気の一角グリッチカレラ、前期のJCダート2着馬バレエアカデミー、1番人気のウインドエンジェルが差なく続いた。
先、中団と奇麗に2つに分かれ道中は平均ペースで淡々と流れる展開。3歳ながら果敢に挑戦した菊花賞馬フネガデルゾー
エムエスポセイドンは共に中団の後方に待機、ここからどんな競馬を見せてくれるのだろうか?残り1000mを切っても大勢は
変わらないまま残り600mを切って、ハードスパンが仕掛けて先頭に!グリッチカレラ、ウインドエンジェルも合わせて仕掛け
府中の長い直線へ。先頭はハードスパン!グリッチカレラ、ウインドエンジェル、トイズシャルダンが徐々に差を詰めてくる。
残り300mを切り、ここでハードスパンは頭を上げ後退。変わって先頭争いは人気の2頭グリッチカレラ、ウインドエンジェル。
馬場の真ん中からキングオブシルバー、ユウスイカグラ、内からバレエアカデミーが懸命に前を追い懸ける。残り200mを切り
前2頭はここで失速、変わってキングオブシルバーが先頭!バレエアカデミー、ユウスイカグラも懸命に差を詰める。内から
ユメミタアトデもスルスルっと抜けてくるが勝ったのは12番人気キングオブシルバー!重賞初勝利が嬉しいJC勝利となった。
3歳馬のフネガデルゾー、ハードスパン、エムエスポセイドンは9、11、12着と厳しい結果だったが、その挑戦に感謝したい。
 
勝ったキングオブシルバーは父が菊花賞、天皇賞秋を制したドライビングトーク、母がミラクルビーナス(その父ヒシミラクル)
という血統。母方の父ヒシミラクルは典型的な叩き良化型の奥手タイプだったが、ディクタス〜Sanctusの流れはその傾向が
総じて強い。そして母母の父ドクターデヴィアスも欧州型の重厚な血を積み重ねており、奥手のPW型ST豊富な牝系であろう。
そんな牝系を、古馬秋の王道路線3連勝したアルカリス、クラシック牝馬2冠馬のキャンドルアイズ、朝日杯FsなどG13勝した
バージョントリガーを輩出した名牝アマーイが1本筋を通していて大舞台での劇走を演出したように見える。それと、うまいる
では好んで使われなかった名手縦豊の存在も関係しているだろう。今期のダービー馬の主戦もそうであったように傾向が少し
変わってきているのではないだろうか?1時代を築いた仕掛け遅騎手は過去のものとなってきていることが時の流れを感じ
させてくれているのは間違いないだろう。ラストランはこの勝利がフロックではないことを力で見せてほしい注目の1頭である。
 
 
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