リベラル、4戦2勝、2連勝でファンタジーS制覇!


リベラル
(牡3:父オリオンストリート 母ショコラザタッチ)

(馬主:隠しゼブラ)

史上3頭目の牝馬3冠を狙ったジャグフェスタが秋華賞で惜敗、31世代目の頂点に君臨していたヴィクトリーターフと
タイラントマックスさえも揃って秋に惜敗し、競馬に絶対はない!ということを再認識させられて始まった秋G1戦線。
その頃、32世代目の2歳王者を目指し各競馬場では熱い戦いが始まっていた。今期の函館、小倉の2歳S覇者は牝馬
だったことから牝高牡低か!?と思われたが、その後距離が伸びて牡馬が台頭。だが仕上がりの早さを求められる
2歳戦において、2場でのステークスウィナーが牝馬であったことからファンタジーSは注目の一戦ではないだろうか。
 1番人気は切れる差し脚で一般戦を2連勝しているネヴァーステイズ、同じく切れる差し脚で前走の一般戦を鮮やかに
差しきったリベラル、前走の一般戦で好位からセンス溢れる競馬を見せ快勝したショコラザアイドルがこれに続いた。
函館2歳S2着馬ヴィクトリィハートが出走していることで、函館組vs上がり馬の戦いと言ってもおかしくなないだろう。

スタートして先手を奪ったのはセブンエイトトゥ、キャンバスがこれを追い、ピンク帽の外枠2騎がレースを引っ張る。
ハートストーンが中団前目を追走し、他は末脚にかけるのか後方待機策に賭ける。1400m戦にしては前と後の差が
縦長の展開で、大勢が崩れないまま直線へ向かう。ハートストーンを筆頭に後続が一気に差を詰めてくる。前2頭も
懸命に粘りこみを狙うが、脚色の差は一目瞭然!残り200mを切り、ネヴァーステイズ、ヴィクトリィハート、リベラル
3頭の叩きあいになるが、ネヴァーステイズは頭が上がり残り100m付近で失速する。ヴィクトリィハート、リベラルの
叩きあいが最後まで続いたが、ゴール前抜け出したのはリベラルで2連勝、嬉しい重賞初挑戦で初勝利となった。

勝ったリベラルは、父がハンブルクC、セントライト記念を勝利しているオリオンストリート、母が優駿牝馬を勝利して
いるショコラザタッチ(その父マリオンソウル)という血統。見れば見るほど、その素晴らしい血統構成が目につく。
父方からは、有馬記念、天皇賞春を制したストロベリーデイズ、東京優駿、JCを制したハードウェイを中心に、宝塚
記念、JBCクラシックと芝ダート両G1レースを制したレインボーマン、芝G15勝、ブリーダーズCクラシックでも2着の
Giant's Causewayが父、母父に顔を揃える。母方からは、天皇賞春3勝の名馬クロニクルズからの流れで名種牡馬
マリオンソウルを中心にSP溢れる血脈が受け継がれている。父方の強烈な個性を優しく包み込むかのような母方。
芸術的だというのが言い過ぎではないくらいに、最初から計算され尽くしているかのような血統構成は称賛に値する。
次走は東京スポーツ杯、並居る牡馬相手でも期待は大きく膨らむ・・・第32世代の頂点へ!今後に注目の1頭である。

 
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